確かにサガンの昨シーズンの躍進は凄かったなと。横浜FCの見事さにやや消された感はあったが、優秀な経営者を迎え、観客動員も順調に増加中。ピッチ上で展開されるサッカーの質も攻守のバランスがよく取れて見事なもの。しかも何が悔しいと言えば、他クラブと比較された際に、唯一ベガルタサポータが誇り得るスタジアムについても、サガンは最も強力なライバルと言える。様々に思いをはせると、「サガンって厄介なライバルになってきたなあ」と感心し、「でも予算規模は当方の方がずっと大きなはずなのに」と悔しさを再確認した。
その日の帰宅後、インタネットを冷やかしていたら、サガンに所属していたシュナイダー潤之介が、ベガルタに移籍したとの由を発見。高桑を解雇した後のGKの補強だ。さっそく、入団記者会見をのぞきに行った。正直言って、まず違和感、そして不快感を感じた。
まず違和感から。一言で語れば、同じJ2クラブ同士の移籍なのに、本人があたかあもステップアップしたかのような言い草なのだ。そりゃ私はベガルタのサポータだから「今シーズンはサガンとの試合は最悪でも2勝2敗ペース」と思っているよ。だからと言って、我がベガルタはサガンと比較して、そこまで偉そうな態度を取る事ができるクラブなのだろうか。ちょうど、この日の朝にエルゴラを読んで、悔しい思いをした後だったから、一層そのような思いを感じたのかもしれないが。
そして不快感。不快感を感じた部分を転載する。
「『シュナ潤』と呼ばれていたとも聞きましたが。」「それは鳥栖に置いてきました。できれば誰か、いい呼び名をつけて下さい。募集しています。」今まで「シュナ潤」と呼び、サポートしてきてくれたサガンのサポータ達が、この発言を聞いた時にどう感じるか、この男は何もわかっていないのだ。何たる想像力の欠如か。
私もよい年で、長い間ビジネスの世界で生きてきた男だ。そして、最も信用できないビジネスパーソンの典型の1つを述べたい。お互い業界で競合関係にあるA社とB社を担当している営業担当者がいたとする。その営業担当者が、A社に対して「私はB社さんよりもA社さんが大事です。」と語ったとしよう。しかし、A社の購買担当者が優秀ならば、その営業担当者の発言を全く喜ばない。何故ならば、A社に対してそのような発言をする人間は、間違いなくB社に対しても「私はA社さんよりB社さんが大事です。」と発言するに決まっているからだ。
まあ、これは本業が染み付いているビジネスパーソンとしての不快感だな。
しかし、もっと不快に感じたのはサッカー人としての不快感。
このセリフは、9年前にカズがしぼり出したあのあまりに重いセリフの、下手なパロディのつもりだろうか。シュナイダー選手が、友人と居酒屋で飲んでいる時に、この重いセリフをパロディにして愉しむのは何ら問題はない。しかし、公的な場で言うか?!!!カズと岡田氏と言う日本屈指のサッカー人を愚弄する態度ではないか。
もっとも...
愛するクラブに嫌いな選手がいるのは悪い事ではない。よいプレイを見せてくれて、ベガルタサポータの友人達がニヤニヤと「シュナイダーが活躍しましたよね。」と私をからかう事を祈念するものである。








