ベガルタに関しては今日は現実逃避に専念します。しかしねえ、第3クールに入って、ホームは1勝2分け、アウェイは3敗。折り返し点以降の成績を見る限り、とてもではないがJ2で上位に入りJ1昇格を狙うチームのそれではない。また都並監督の解任問題が騒動になるのだろうな。以前より再三述べているように(もし興味があれば、左側の検索ウィンドウに「都並」と入力下さい)、私は選手都並が大好きだった、たとえ何が起ころうとも、私だけは都並を見捨てないで行こうと思う。都並だって、もしベガルタで成果を上げる事ができなければ、サッカー界では誰も都並を相手にはしてくれなくなり、
今後日本で指導者としてはもちろん、TVのコメンテータとして生きて行く事はできなくなる事を認識しているはず。必ずや、背水の陣で立て直してくれると信じたい。
と言う事で、今日はTV桟敷で愉ませてもらったガンバ−マリノス戦について。
普段から当blogをご覧になって下さる方ならば、私の西野氏嫌い(笑)はご存知と思う(もし興味があれば、左側の検索ウィンドウに「西野」と入力下さい、ただジュビロ→エスパルスに移籍した西野も検索してしまうけれども)。また、9年前のアトランタ五輪直前には
このような文章をまとめた事もある。
ちなみに自分でも何故西野氏が嫌いかはわかっている。氏の現役時代は、大柄で柔軟なボールキープができ、日本代表の中核となるべく期待された逸材だった。77年に行われたアルゼンチンワールドカップ予選の国立での日韓戦、中盤から姿勢のよいドリブルで再三前線に持ち出しを狙った当時21歳だった西野のプレイは、我々を本当に興奮させ、将来を期待させてくれた。しかし、それだけの逸材だったにも関わらず、プレイ中での自己主張が不足し大成は叶わなかった。ところが、その西野氏は指導者に転じた以降、不遜な態度を取り、幾多のスター選手と揉め事を起こし続けてきた。「これだけの偉そうな態度を取れるならば現役時代に取ってくれよ。あれだけの素質があったのだから。」と言う想いがどうしてもあるから嫌いなのだ(笑)。
名監督であるためには、名選手である必要はないのは確かだろう。しかし、過去の経験から、現役時代にその天性の素質を存分に磨ききれなかった選手が、監督として大成した事例は、ほとんど記憶にない。
再開後いきなり2連敗と言う予想外の不成績に苦しむ岡田マリノス(この岡田と言う人は、現役時代紛れも無く天性の素質を最大限に伸ばした選手だ)。背水の陣で臨んだこのガンバ戦は、気迫に満ち溢れた試合を見せてくれた。
坂田の先制ゴールは、FKを与え一瞬気を抜いたガンバ守備陣を突いたもの。しかし、坂田のボールを引き出す動きとシュートの巧さは実に見事、そろそろもう一化けして欲しいところだ。
しかし、ガンバは前半のうちに同点に追いつく。セットプレイ崩れを拾った大黒からパスを受けたアラウージョのクロスに対して、隼磨の対応が遅れ(隼磨贔屓としては、非常に不満の残るプレイだった)、渡辺光輝のヘディングを許してしまった。
その後後半に入り、両軍の気迫溢れる試合が継続。そして、ガンバは見事な速攻から、アラウージョがドリブルでマリノスゴールを目指し、ペナルティエリア直前まで進出、中澤を引き付けて右の大黒に展開。大黒は追いすがる河合を見事なトラップで外し、そのままファーサイドに強シュートを決めた。ストライカとしての充実振りを見せ付ける得点だった。
「勝負あった」と言う雰囲気が漂う万博スタジアム。しかし、岡田氏の辞書に「諦める」と言う単語は無いのは、よく知られた事。大島、大橋を投入し、前掛かりで同点を狙いに行く。対して西野氏は、大黒を外しDFの實好を投入、守備固めを狙う。ところが、大橋のFKを大島が實好に競り勝って決めてしまう。「マリノスが優勝争いから脱落しつつある現状で、ガンバが勝つ方が格段にJが盛り上がる」と野次馬感覚的には思うのだが、「西野嫌い」しては思わず嬉しくなるような展開だった。
しかし、「西野嫌い」の笑いは続かなかった。フェルナンジーニョのFKを渡辺光輝が浮かすようなバックヘッドで決めてしまったのだ。
優勝するチームは、信じ難いような勝利を拾うものだ。そして、この日のガンバは、まさにそのような勝利を手にした。今日2得点を決めた渡辺は、今シーズン初ゴールだったとの事。そして、この渡辺は西野氏が前任のレイソル時代からのお気に入りで、西野氏を追うようにガンバへ移籍してきた選手。まさに「西野氏の勝利」と言える結果ではないか。
トップを走っていたアントラーズは岩政がまたも退場になり、ヴェルディに苦杯。ついにガンバとの勝ち点差は僅か1となった。この勢いの下、ガンバは初優勝に向って走り続けるのだろうか。少なくとも、この日の逆転勝利はその雰囲気を感じさせてくれるものだった。いささか、御髪が薄くなってきた西野氏が、レイソル監督時代のナビスコカップに続いて、念願のリーグタイトルを獲得するのだろうか。嫌だなあ。
嫌いな監督が率いるチームの優勝争いを追いかけるのも、またサッカーの愉しさだと想える今日この頃なのであった。