2005年07月11日

異国にて

 実は本業の都合で今異国にいる。

 インタネットで日本の事情は概ね知っているつもり、ベガルタがサンガを破った事や、味の素スタジアムでの悲しい出来事も、聞こえてきてはいる。とは言え、やはり理解には至らない。あの酷かったベルマーレ戦から、都並氏がどう立て直したのか。東京ダービーでは、どこで何が間違って、悲惨な事故(事件?)が起こったのか。何か、巧く自分の日本語で把握できないのだ。現象を結果として捉えるのと、内容を理解して把握するのでは、やはり大きな違いがあるのだろう。

 サッカーの試合を把握するための体験の濃さに関しては、概ね次のランキングが成立すると思う。

1.現地で試合を観る

2.テレビで生中継を観る

3.結果を知ってから試合を全て映像で観る

4.ダイジェスト映像を観る

5.サッカーマガジンやエル・ゴラッソや信頼できるWEBサイトでの戦評を読む

 1と2の間の差が非常に大きいのは言うまでもない。また3と4の差も大きい事は簡単に理解できる。ところが、現状の私は、4と5(それもWEBサイトのみ)の大きな差を感じているのだ。結構多忙な時は4止まりに終わる週末がごくたまにあるのだが、異国にいて5のみの状態に浸っていると、4と5の違いの大きさがよくわかる。「Jリーグダイジェスト」でも、「スーパーサッカー」でも「やべっち」でも何でもよいのだが、ある基準で選択されたダイジェストを見る事で、それなりにその節の全体像が把握できると言う事なのだろうか。



 考えてみれば、わざわざこの国まで来た理由も同じ事が言える。この国のパートナとは、再三再四メールを通じてやり取りをしているし、直接国際電話でも議論してきた。それらの累積時間は相当なものになる。そして、今回顔を合わせて議論できたのは、僅かに数時間で、これまでの累積交渉時間よりは格段に短い。しかし、直接面と向って議論する事で、初めてお互い通じ合うものがある。ここ数ヶ月思うように進まなかった課題が、今回の報加で一気に解決に向っているのも事実なのだ(もっとも、それは上記の4,5の相違ではなく、1,2の相違かもしれないが)。



 もっとも、異国にいても、日本の事情を把握できる時代の到来には驚かされる。思えば、ほんの7年前、フランスワールドカップの時は、日本とのやり取りにFAXを駆使したものだった。それでも、日本国内の一般ニュースは、ほとんど聞く事ができなかった。時代はどんどん進んでいる。

 おそらく近い将来、異国にいても上記の2,3に近い状態の環境まで近づく事は可能になるのかもしれない。それが本当によい事なのかどうかはわからない。しかし、世の中がそう動いている事だけは確かなのだ。
posted by 武藤文雄 at 12:37| Comment(1) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月09日

自慢話 2005年1月9日

 ある年齢層より上の方々に対する自慢話です。

 

 弊サイトにも時々登場する友人Hが結婚、披露パーティに出席した。

 

 かような経歴の男の結婚式ゆえ、豪華な来賓。70年代ブラジルのトッププロで、引退後は日本でサッカーの普及に尽くしTV解説でも独特の味を出している「あの方」(スピーチの巧さにはビックリ、TV解説では寒いギャグもこのような席では大受け)。日本代表史上最高の右サイドバック(「92年アジアカップ準決勝中国戦、退場者が出て同点で苦しんでいた場面で、鮮やかなクロスを中山に上げて決勝ゴールを演出した場面」の事を語りかけたら大喜びしてくれた)。Hの勤務先でプレイしている現役の北朝鮮代表選手(1月中旬より帰国して、2月9日の決戦に備えるとの事、精悍で真摯な表情は本当に好感を持てた、2月9日は盛大なブーイングで迎えて上げよう)。

 今をときめくJ1監督2名がビデオ出演。かつてのアジアの核弾頭と、Hの現在の上司。



 そして「日本がアジアで勝てなかった時代」に「負ける快感を無数に堪能してきた」友人達が多数。まあ、陳腐な言い方をすれば「歴戦の日本代表サポータ」だな。これだけの面々が一同に会する機会は滅多になく、愉しかった。何を語っても「昔に比べたら何と幸せなのだろう」と言う話になるのだが。



 自慢話はこれから。

 上記した諸々も愉しかったが、何より嬉しかったのは司会者。Hは恐れ多くも、あの偉大なアナウンサに司会をお願いしたのだ。

 時刻は18時ちょうど、会場に時報の音が流れる。そしてあの懐かしいテーマソング。おもむろに、司会者の声が響き渡る。

「サッカーを愛する皆様、こんばんは、本日はH君、Kさんの結婚披露パーティにご臨席いただき...」

 あの名調子を生で聞く事ができたのだ。どうだ、うらやましいだろう。

 

 おめでとう、H、Kさん、末永くお幸せに。

 そして、これからもたっぷりとサッカーを堪能していきましょう。
posted by 武藤文雄 at 22:14| Comment(7) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月23日

豪華な一日

 明日は豪華てんこ盛りの一日となる。

 

 ベガルタはホームにヴァンフォーレを迎える。序盤の3連敗で底を見せられたのかと思わせておいて、今回の2連敗でより深い底を見せてくれるのだから、サッカーの奥深さを改めて認識させられる。しかし、明日はどうやらシルビーニョはもちろん、マルコスが復帰するらしい。今度こそ反転攻勢をかけて欲しい。



 五輪代表チームは「ギリシャ選抜」と。一昨日に試合した「ギリシャ五輪代表」とどう異なるチームなのだろうか。本大会まで日がないだけに、選手たちがどのようにアピールするか期待したいが、特に注目したい事を列記してみる。

 一昨日ぶっつけ本番に近い状況ながらそこそこ機能した北本が、那須との組合せをどうこなすか。DFとしては那須、闘莉王、阿部、徳永までは確定。茂庭が続く存在と言う事になるのだろうが、北本なり角田なり近藤なりが、いかに機能するか。守備ラインがU23で数が足りれば、他のポジションにオーバエージが使えるようになる。まずは北本の生き残りを賭けた奮闘に期待したい。

 Jリーグでも五輪代表でも、相当猛威を振るいつつももう1つ化け切れてくれない石川が、一昨日の課題であるラストパスの精度を、どう改善してくるか。一昨日は達也の先制ゴールの起点となったような動きもよかったし、再三右サイドの突破にも成功した。しかし、あそこまで突破ができるのだから、ラストパスも何とかして欲しい。石川クラスの選手は、どんな試合でも自分の突破から1,2点は入ると言う位まで、志を高く持ってもらいたい。

 石川が右サイドに起用された場合、どうしても引き気味でプレイする事になる左サイドへ誰をどのように使ってくるのか。一昨日、森崎浩も得意とは言えない引き気味のポジションを余儀なくされ、守備で再三課題を見せた。後半起用された根本も特に守備面では褒められた出来ではなかった。U23としてはここに角田なり三田(もっともアルビレックスでも出場機会を失うなど不調のようだが...いらないならばベガルタでもらいたい位だが(笑))を使う手もあろうし、オーバエージ(サンフレッチェ服部とかジュビロ服部とか)起用の可能性も高い。アテネ出場を熱望していると言う小野もここに使えるし。森崎浩も根本も全く後が無いのだから、相当な奮起が必要だ。

 攻撃ラインでは、他のライバルを圧した存在になりつつある田中達也と大久保の併用方法も興味深い。平山と組み合わせた3トップは1つの手段だが、それ以外の組合せや方法を試す貴重な機会となるだろう。



 そして、女子代表。昨日も散々書いたけれど、決して楽な試合にはならないだろう。何とか国立には行かれそうだ。歓喜の時を愉しみたい。
posted by 武藤文雄 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月07日

UGさんへ賛同2

UGさん、武藤です。

一部の周辺の活動には疑問もあるのは事実です。しかし

>もうジーコJAPANにはウンザリというBLOGサイトさん、

>トラックバックよろしくお願い致します。

言われれば、全面的に賛同します。詳細はオマーン戦後サヨナラ、ジーコで述べた通りです。
posted by 武藤文雄 at 01:51| Comment(3) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月02日

UGさん、頑張ろう

UGさん、武藤です。



先日はblogを奨めてくれてありがとう。

まだ十分には理解していないけれど、blog化をやってみました。

トラックバックもできるようになりました。



今日はこちらを読んでの、感想です。

シンガポール戦はたしかに前半にたくさん点を取れれば楽勝だった。

でも、後半あれだけ早い時間帯ではなく、もう少しズルズル時間が

経ってから追いつかれたら大変な事になるところだった。

あの勝利は本当に幸運だったんだな。



6000人か。インド戦で「ZICO!NO!」と言う人々が

赤い紙でも上げれば一発だけど、もうそこまで待てないな。

バーチャル署名じゃダメなのかな。UGさんの得意分野でしょ。

昨日私のサイトにアクセスくれた方が8000人。もう、6000人を

超えているのだな(笑)。

まさか4月24日にやる訳にもいかんしな。



とにかく、微力ながら、私も協力します。


posted by 武藤文雄 at 00:14| Comment(2) | TrackBack(1) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月14日

中年サッカー狂の愉しみ

 愛読書サッカーマガジンを読んでいて見つけた傑作な話題。UEFAが50周年を記念して、各国協会に50年間で最大のスターを選抜させたと言う。これは本当に面白い。これぞ2時間たっぷり楽しめそうな酒の肴ではないか。

 オランダ(クライフ)、ポルトガル(エウゼビオ)、ロシア(ヤシン)、ハンガリー(プスカシュ)、スペイン(ディ・ステファノ)のように、空前絶後に大君臨するスーパースターがいる国は、まあ簡単だ。ファン・バステンもフィーゴもラウルも、文句は言えないだろう。

 また、ここ10年くらいで好成績を収めた国は、安心して?最新のスーパースターをリストアップ。ブルガリア(ストイチコフ、やはりボネフではないな)、ルーマニア(ハジ、当然!)、トルコ(ハカン・シュキュル、ただ昨年のワールドカップを見た我々は「?」とも口をはさみたくなるが)、スイス(シャプイサ)、フィンランド(リトマネン)など。

 しかし、さすがに50年となると「1つだけの花」でない国が多く、各国の選抜事情を邪推するのが、また最高。

 記事にも取り上げられたフランス、プラティニ自らジダンとのバッティングを避けて大先輩のフォンティーヌを推挙、このあたりのフランス人の政治感覚はさすが。ドイツは皇帝フランツ・ベッケルバウアではなく、54年のフリッツ・ワルタで来た、フランツはきっとムッとしているに違いない。どうでもいいが、東ドイツ協会がまだあれば、ザマーなのか、シュパルワッサなのか。

 デンマークはM・オルセンよりM・ラウドルップ、ワールドカップの出場回数だろうか。北アイルランドはジョージ・ベストではなくジェニングス、よく理解できる選考だが北アイルランド以外の人が選んだら絶対ベストだったろうな。スコットランドはデニス・ロー、確かにブレムナーやゲミルよりはローかな。セルビア・モンテネグロは、協会会長自らが辞退して、ジャイッチに譲ったのだろう。ウクライナがシェフチェンコでなくブロヒンを選んだのは、歴史的な重みを選択なのか、ディナモ・キエフ一筋の好印象か。ベルギーがバンヒムストでクーレマンスでないのも長幼の序か、さすがにグイ・ツイスは選べないな。

 そしてイングランドは、ボビー・チャールトンでもバンクスでもなく主将のボビー・ムーア。サッカーの母国は、この序列は絶対に崩さないようだ。

 一番考えさせられたのはイタリア。ファケッティ、リーバ、リベラ、マッツォーラ、カブリニ、アントニョーニ、ロッシ、F・バレーシ、バッジョ、マルディニ、と考えると、やはりワールドカップを高々と上げたゾフ爺さんと言う事なのだろうな。



 と言う事で、AFAが同じ企画をした時、あなたは誰に一票を投じますか?釜本?カズ?中田?これを議論するだけで、さらに2時間は愉しめるな。もちろん、私は「井原だ」と2時間論じまくりますが。
posted by 武藤文雄 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年01月08日

単なる自慢話

 大晦日にも書いたが、1年間WEBサイトの更新を継続する事で、ネットを通して新しい知り合いがたくさんできた。齢43にして、これほど新しい友人ができる事など、想像もしなかった。インタネットと言う玩具での戯れは、偏見あふれるサッカー論を自在に語れる事以外にも、愉しみは尽きないのだ。
 昨年末の事、ベガルタの市民後援会の幹事の方からコンタクトがあり、嬉しい依頼があった。同後援会が年1回発行している「カントリーロード」と言うムックに、コラムを執筆してくれと言うものだ。このムックは宮城県近隣のみで販売されると言うが、1万に近い部数が動くと言うから凄い。字数は1000字ほどの短いコラムだが、これだけの書物にコラムを書ける身分になったのだから、大したものだ。故郷に錦を飾るようなものだな。いや、頑張って日記を書いてみるものである。

 愛読書サッカーマガジンへの投書以外に、サッカー絡みで自分が活字になったケースが1回だけある。「ああ言えばこう蹴る」の両巨頭がまとめた日本サッカーはほんとうに強くなったのか(文庫版)の座談会に出たときだ(単なる宣伝ですが)。この時はこの時で、好き勝手な事を喋った上、学生時代の友人たちからの尊敬を集める事ができて、大変嬉しかった。

 加えて、今回の「カントリーロード」のお声がかりで、嬉しいのは他の執筆者である。私を含め、数名がコラムを書くと言う事だが、うち2人が元日本代表選手なのだ。つまり、サッカーの世界で、私は元日本代表選手と同格に扱われたのだ。サッカーの世界でこれほど名誉(笑)な事はない。
posted by 武藤文雄 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年12月17日

「優秀」か「殊勲」か

 ここ数日相次いで、様々な「表彰選手」が発表された。トヨタカップMVP、JリーグMVP、FIFAのワールドプレイヤ。これらの横にらみをする事で、サッカーの個人表彰の難しさ、愉しさがよくわかる。

 まずトヨタカップ。これは第1回から恒例で(笑)原則得点者が表彰され、我々サッカー狂の頭痛の種となってきた。例外はジーコ、メラーと言った有名人、さらに0−0だった95年は勝ったアヤックス主将のブリント。まあ、素人による人気投票である。

 一方、JリーグとFIFAだが、これは究極の玄人による投票。エメルソンにせよ、ジダンにせよ、確かに「最も質の高い選手、優秀選手」と言う観点からすれば納得できるが、「最も貢献した選手、殊勲選手」と言う観点からは疑問符。エメルソンの選考については、各方面から疑問の声が上がっているようだし、チェアマン自らが選考方法を否定するような発言をしたと言う(しかし、業界サイドのトップとして、この発言は拙いし、エメルソンに失礼だよね)。もっとも、今回よりも疑問だったのは95年、マリノス優勝の際に、誰もが認める最大の貢献者井原が選ばれずに、ストイコビッチが選ばれた時。まあ、玄人たる同業者に選ばせると、どうしてもこうなると言うものだろう(余談:「イハライハラ」の発明者(笑)の私としては、95年井原の方がストイコビッチよりも「殊勲」のみならず「優秀」だったと確信してるけれど(笑))。

 そこで、第3の方法が、識者による選考。具体的には、バロンドールであり、わが愛読書サッカーマガジン選考のクリスタルアウォード。しかし、これらはこれらで中々難しい。バロンドールは、今年はマルディニが受賞するかどうかが話題になっているが、「守備者」がどうしても軽視されがちと言う指摘が、昔からある。どうやらトヨタカップよりはましだが、決して識者とは言えない人々による投票だと推測される。20数年前になるが、ソビエト代表、ディナモキエフで売り出し中のオレグ・ブロヒンがバロンドールに選考された際に、あのエリック・バッティ記者が、「私はまだベストのブロヒンを見ていない、私同様ほとんどの西欧の記者は見ていないはずだ、何故にブロヒンが選ばれるのか」と論陣を張った(そして、事実ブロヒンはソ連のスーパースターにはなったが、世界あるいは欧州を席捲する事はなかった)。まあ、昔話として。

 では、サッカーマガジンはどうか。一昨シーズンに服部を選ぶなど、切れ味鋭い座談会形式の選考を見せていたが、昨シーズン限界を露呈した(笑)。ワールドカップの活躍で稲本を推す人(もっとも、ワールドカップで尻すぼみだった稲本が「最優秀」かと言うと疑問だが)と、Jリーグで点を取りまくった高原を勧める人で調整がつかず、両者受賞になってしまった。この手の選手選考は「遊び」なのだから、真剣に「遊ぶ」べきだと思うが、調整できず両者受賞にしてしまっては「遊び」の意味が半減してしまう。

 「優秀」でも「殊勲」でもいいが、かくもサッカーの個人表彰は難しい。その難しさを理解した上で愉しむべきものなのだろう。



 と言う事で、高松に一票を投じた、台湾代表監督のインタビューを愉しみに待つ事にしようか
posted by 武藤文雄 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2003年09月26日

フィジカルエリートの負傷

 大相撲から公傷制度(土俵上で負傷し欠場を余儀なくされる場合、一定期間番付が下がるのが免除される制度)が廃止されると言う。休場力士が続出し、観客動員に陰りが出てきているための対策なのだろう。

 この施策が相撲人気を回復させるかどうかは微妙なところ。過去を振り返ってみても、負傷との関わり合いについては様々な力士がいたからだ。北の湖(現北の湖理事長)はほとんど怪我らしい怪我がなく出世した、琴櫻(現佐渡ヶ獄親方)は2度も土俵上で重傷を負い(当時公傷制度がなかったために)幕下まで陥落しながらも不死鳥のように蘇り最後は横綱にまで昇格した、千代の富士(現九重親方)は再三肩を脱臼したが(公傷制度があったお陰で)それほど陥落しない中で肩の周辺の筋肉を鍛え抜き稀代の名横綱になった。



 はっきり言える事は、プロスポーツ界において、ビジネス資源である選手たちの負傷がいかに悩ましいかと言う事。最近でも、中田浩二の長期離脱は大いにショックだったし、山瀬が徐々に復活している事は明るい話題だし、羽田(アントラーズ)の復帰の目処が立っていない事は我々を悩ませる。私たちの大事な大事な選手たちが、負傷と言う悪夢で能力を発揮できない事態が少しでも減る事を望む。

 少なくともサッカー界は不運な負傷で活躍できない選手に対して、堅実な保険制度を準備する必要はあるはずだ。せっかく大量に確保した現金を建物と言う固定資産化するよりは、基金化して若者が安心してトッププレイヤを目指す環境に投資すべきだったのではないかと改めて思った次第。



  ガンバ関係者と本人には失礼だが、負傷と言っても、今回の宮本のように何かしらユーモラスだと救いもあるのだが。
posted by 武藤文雄 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする