A組:アルゼンチン、象牙海岸、豪州、セルビア
B組:オランダ、ナイジェリア、日本、合衆国
C組:中国、ニュージーランド、ブラジル、ベルギー
D組:カメルーン、韓国、ホンジュラス、イタリア
悪くない組み合わせではないか。と言うのは、組み合わせ決定のやり方は、
(A)シードは中国、オランダ、カメルーン、アルゼンチン
(B)地域ポッドは
アジア:中国、豪州、韓国、日本
欧州:オランダ、セルビア、ベルギー、イタリア
アフリカ、オセアニア:カメルーン、象牙海岸、ナイジェリア、NZ
アメリカ:アルゼンチン、ブラジル、ホンジュラス、合衆国
だった事を考えると、
1)アメリカポッドからアルゼンチン、ブラジルは回避できた
2)中国とは同じアジアなので同グループにはなれない。五輪への「本気度」を考慮すれば、残りのシード国のうち、カメルーン、アルゼンチンよりはオランダが低い事が期待できる。
3)アフリカ、オセアニアポッドのNZは中国と同じグループになる事は決まっていた(はずだ)。残りのアフリカ3国はどこが来ても同じくらいの強さだと推定される。
豪州よりは楽な組だし、韓国とはどっこいと言うところではないか。贅沢を言えば、カメルーンのグループに入り、ベルギーと、ホンジュラス、合衆国のいずれかと、同じグループになれば、よりよかったように見えるが、ベルギーとオランダとどちらが強いかなど、想像もできない(ただし、今回のオランダは4年前のワールドユースで痛い目に会った世代同士の戦いではあるな)のだから、これ以上の組み合わせは期待できなかったと考える方が健全だろう(ベルギーが中国のグループに入る事も決まっていたと言う見方もあるが、そう考えると中国のグループにホンジュラスでなくブラジルが来たのは不思議だ)。
五輪と言えば、4年前山本氏が、大会に入った以降もベストメンバを固められず惨敗した記憶が新しい。しかし、今回の五輪代表のチーム完成度は明らかに4年前以下だろう。少なくとも、山本氏は02年末のアジア大会時点で、チームの基盤を作るのに成功していた。そして、1年間「テストごっこ」を継続する事でチームをガタガタになってしまったが、04年早々に帰化した闘莉王、ユースから今野が加わりチームに軸線ができて、一気にチーム力が向上、苦戦もあったが実力を発揮し、最終予選を突破した。その後、またも「テストごっこ」が五輪本大会まで継続するのだが。とは言え、最終予選終了時点で、闘莉王、那須、今野、阿部、大久保、達也と言ったあたりはチームの中軸となる事が判明しており、そこに小野や曽ヶ端などのオーバエージを巧く組み合わせれば、それなりにチームをまとめる事は可能だったと思われるだけに残念だった。
ところが、今回のチームは中軸そのものが揺らいでいる。西川、水本、青山直、本田圭、水野、それに柏木あたりが中軸として実績を上げている。ところが、彼らの多くに大きな変化が生じている。中でも、予選を通じて抜群の能力を見せ続けた水本の大不振と、抜群の突破力を誇った水野(守備面で大ポカもあったが)が強豪クラブに移籍した関係で試合出場機会が全くない事の2点は極めて深刻な事態と言えよう。もちろん、今のJリーグからは水本、水野の代わりが務まりそうな吉田、森重、河本(あれ、吉田の他は今回の合宿に呼ばれてないのか)、梅崎、香川、大竹のような好素材が次々に登場しているが、Jリーグが中断するまでは集めての強化の機会は、ほとんどないのがつらい。
結局、勝負はJの中断期間でのチーム作りにかかるのだろう。考えてみれば、今回のチームは、必ずしも組織的とは言えないが、アジアの中での圧倒的な「個」の力で予選を勝ち抜いた。つまり、元々の基盤がないのだから、A代表の構想外になった優秀な選手をオーバエージとして選び、6月までのJで調子のよかった選手を並べ、集中的なトレーニングと強化試合でチームを作るやり方はそう無理ではないと思う。
予選を通じて、反町氏は豊富な選手層から良好な選手を並べて連携を作る能力を示す事ができなかった。しかし、アルビレックス時代には、恵まれない戦力を最大限に引き出し、プロジェクト的に戦う能力は高かった。これって、現状の五輪代表にピッタリした能力なのではないか。それでいいのかと言う事はさておき。





