この週末、ACL出場クラブはJで難しい試合を余儀なくされた。
アントラーズとフロンターレは苦杯、グランパスは雪中の引き分け、選手層が分厚いガンバだけが快勝。中2、3日のタフな試合の連続が、早くも出場国を苦しめている。
そして、この4クラブはこの火曜、水曜に、再び厳しいACLを戦わなければならない。
このオフに精力的な補強を行ったガンバは、質量ともに豊富な選手層を誇る。西野氏もしたたかにゼロックスを捨てて準備に使い、J開幕以降の3試合でもターンオーバ的な采配を行っている。この3試合でフル出場しているのは、山口、遠藤、橋本、ルーカスの4人だけ。今節は、チーム状態が悪いジュビロだった事もあり、きっちりと大差で勝利した。ただし、ACLの次節はグループリーグ最大の難敵FCソウルとのアウェイゲーム。FCソウルは前節敵地でインドネシアの スリウィジャヤに勝ち、早くも2チームの直接対決の様相を呈してきているだけに重要な試合だ。
豪雪下で散々苦労したグランパス。疲労感もへったくれもない最低最悪の条件下の試合だったが、吉田、阿部、杉本、山口、巻弟と言った開幕時に控えに回っていた選手達も順調に機能してていた。次節は瑞穂に北京国安を迎える。北京は前節ホームで豪州のニューカッスルに完勝していると言う。しかし、前節にガンバ、フロンターレが中国クラブに「格」の差を見せ付けて完勝しているだけに、しっかりと勝ち点3を確保したいところだ。こちらのグループは蔚山、ニューカッスルをを含めて混戦になる可能性もあるだけに、次節に勝利すればそのまま独走体制に入れる可能性もある。
今期に入ってまだチームとして存分に機能していないフロンターレ。次節に敵地で戦う浦項戦は、1次リーグで最も難しい試合となろう。前節浦項は敵地で豪州のセントラルコーストとは0−0の引き分けに成功している。浦項からすれば、次節のホームゲームでフロンターレに勝てれば、一気に独走体制に入れる思惑もあるはず。チーム状態が必ずしもよくないフロンターレは、何としても引き分けには持ち込みたいところだが、関塚氏はどのような修正を加えてくるだろうか。
そして、シーズン開始早々に早くもドツボにはまっているアントラーズ。昨年もそうだったが、中1週間あれば圧倒的な強さを発揮するこのクラブだが、週2試合となると極端に弱くなる。1週前のレッズ戦の完勝は、鮮やかなカウンタアタックも見事だったが、リード以降の執拗な守備が見事だった。しかし、水原戦の完敗にせよ、今日のアルビレックス戦の序盤の失点にせよ、あのレッズ戦は幻だったのかと思わせる最終ラインの淡白さ。これはもう、技術、戦術、精神力の問題とは思えない。単に体調の問題だろう。
次節の対戦相手の上海申花はホームでしっかりとシンガポール・アームド・フォーシズ(アルビレックス出身の日本人選手が2名奮戦しているとの事だが)に勝っている。勝ち点勘定からずれば、前節に敗れているアントラーズとしては、ホームだけに必ず勝たなければならない試合となってしまった。もし、ここで引き分けてしまえば、このまま水原と上海に引き離されてしまう怖れが相当あるからだ。
早くも「危機的状況」に陥っているアントラーズ。もっともこのクラブは、このような苦しい状況を再三跳ね返してきた歴史がある。幸い、小笠原もアルビレックス戦では後半45分間プレイできたと言う。逆襲を期待したい。
それにしても、ACLは厳しい大会だ。
おそらく、日本のトップクラブならば、ACLに専念できるならば、上位進出する事はそれほど難しくはないだろう。けれども、Jを戦いながらACLを戦う事は、あまりに過酷だ。4つのクラブが、この厳しい戦いを勝ち抜こうともがく事そのものが、日本サッカー界の血となり肉となるのだろう。
2009年03月15日
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1週間以上ブランクがあった試合数は19で
9勝6分け4敗、平均勝ち点が約1.74
対して連戦の試合数は27で
14勝6分け7敗、平均勝ち点が約1.78
となり、むしろ連戦のほうが成績がいいようです。
僕個人としては鹿島のACLでの勝負弱さは
メンタルの問題じゃないかと思っています。
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