2009年10月09日

スコットランド戦前夜2009

 スコットランド代表との試合と言うと、95年のキリンカップ以来か。当時は、更迭されったファルカン氏を引き継いだ加茂氏政権が始まって約半年。インタコンチネンタルカップ(今日のコンフェデのような大会)でアルゼンチンとナイジェリアに惨敗、その後のダイナスティカップ(今日の東アジア選手権のような大会)で優勝(ただし韓国は2軍相当のチームだったが)の後の大会だった。広島で行われたこの試合は、冷たい雨の中双方中盤戦に終始し0ー0の引き分け。翌日以降のマスコミの論調が「ホームでスコットランドに勝てないとは何事か」だったのにはビックリ、まだワールドカップ本大会にも出場していない頃だったが、あの70年代のスコットランドの強さを知る者として、「ああ、ここまで俺達は出世したのものか」と感慨深かった。
 あれから15年近く経った訳だが、まあ、マスコミの計測基準が何も進歩していないのは当時も今も変わらないか。とはいえ、当方の選手が、先方の年間個人タイトルを独占する時代が来るなどとは、当時お互い考えもしなかったのだが。

 時期が時期であり、先方の予選の都合が都合である以上、ベストで来日が叶わなかったのは仕方があるまい。もう幾度も語った事ではあるが、先月のように敵地なりに出ていって強豪と強化試合を行うのがベストなのは言うまでもないが、一方で酒精メーカ殿の広告宣伝費で行う国内強化試合は、財政面でも「代表を我々に見せる」と言う面でも継続されなければならないもの。対戦相手が思うに任せぬ部分はあるが、名門スコットランドより選考された選手たちが、ゆめ手を抜いたプレイをする事はあるまい。
 よい強化試合になる事を期待したい。

 ともあれ、当方は中1日。おそらくフルセット交代での試合となるだろう。そういう意味で、私は昨日の香港戦と合わせてレギュラを2分割したチームでの対応が適切と考えていた。しかし、岡田氏の考えは違い、まず公式戦の香港戦に全力を尽くした事により、逆に明日はかなり新鮮な選手達が多くなりそう。
 もっとも、後方のポジションには稲本、阿部、今野、橋本などレギュラクラスの選手達以上の経験を積んだベテランが多いから、相応にまとまった守備が期待できるだろう。また、攻撃も(疲労が心配ではあるが)絶好調の憲剛がいるし、前田遼一と石川直宏は、相当な経験を積んだ選手だけに心配はいらないと見る。この3人の連携など、想像しただけで嬉しくなってくるではないか。こう言った経験豊富な選手の下、寿人、岩下、本田圭佑らの派手な活躍、岩下、岩政、山本らの堅実な守備を期待したいものだ。
 中でも個人的に興味あるのは内田。はっきり言って、オランダ戦の内田のエネルギ切れには失望した。長谷部や長友のようにあれだけ目立つ上下動をして動けなくなったのならばいざ知らず、あの試合に関して内田は攻撃参加には消極的に見えた(もちろん、相手が相手なのだからその事を攻めようとは思わない)。けれども、何があろうが終盤若いサイドバックがあそこまで動けなくなるのはダメだよ。実際、岡田氏は以降のガーナ戦、香港戦と内田を起用していない。また、香港戦では多数の新戦力候補のうち最初に声がかかったのが、右バックの徳永だったのも、意味深いように思える。明日のスタメンが徳永だったり、後半から長友や長谷部が右サイドのテストに使われる可能性だってあるのだから。
 プロ入り4年目、ここまで順風満帆で来た内田が初めて当たりつつあるちょっとした壁なのかもしれない。内田が、このちょっとした壁を堂々と乗り越える事ができれば、我々は正にインタナショナルクラスの右サイドバックを獲得する事になるのだがl。
posted by 武藤文雄 at 23:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
広島でのスコットランド戦、5月なのに寒かったのを覚えています。
確か、前川と柳本がスタメンだったはず。この辺からサンフレッチェの選手が代表でプレーすることに誇りを感じたのではなかったかと思います。
明日はどのような目的意識の元で戦ってくれるのか、楽しみです!
Posted by 隊長@サッカー蟻地獄 at 2009年10月10日 01:28
2006年のW杯直前にキリンカップでスコットとやったのではないでしょうか?小野が大活躍したがキーパーと一対一のシュート外したときです
Posted by at 2009年10月10日 02:02
↑その通りです。5月か6月で雨が降る寒い日のつまらない試合でした。スコアは0−0だったでしょうか?
Posted by トゥーヤ at 2009年10月10日 07:24
↑全くその通りです。
何か、こう最近ボケが始まったのかと反省してます。
これですね。小野がすばらしかったのですが...
http://hsyf610muto.seesaa.net/article/32758708.html
Posted by 武藤 at 2009年10月10日 08:59
『キリンカップ'95』スコットランド戦は、あの「森島寛晃(当時23歳)がA代表デビューを果たした試合」でしたね!
Posted by 19番ゲート at 2009年10月10日 19:34
95年のキリンカップの時はスコットランドが退場者を出してかなり長い時間10人で戦ったにもかかわらず0-0で終わった為、マスコミは勝てなかったことを批判していた気憶がありますね。
Posted by NK at 2009年10月11日 03:22
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