「木村和司氏がマリノス監督就任?」との報道が飛び交っている模様だ。今のところ、スポーツ新聞などが報道しているだけなので、あくまでも噂の範疇なのかもしれない。そうなのかもしれないが、何とも気になる報道だ。
若い方々も、この現在は偏屈で感性を重んじる解説者が、「メキシコの青い空」でも有名なあの「ボールが曲がる、ボールが落ちる」の直接FKに代表される80年代のスーパースタアである事はご存知だと思う。
もう少し補足させていただくと、木村は釜本邦茂以降久々に登場した正真正銘アジアのトッププレイヤと言って過言ではないスタア選手だったのだ。しかも、その武器がスキルフルな変化あるドリブル、判断よく精度の高いパス、そしてシュートの巧さ、と言うわかりやすいスタアだった。もちろん直接FKもすばらしかったし、代表チームで逆サイドから走り込む原博実の最高打点にピタリと合わせるクロスも完璧だった。しかし私にとって一番印象的なのはスルーパスの美しさだった。1歳年上の高校時代からの僚友金田喜稔、2歳年下の天才肌の水沼貴史らに再三通した完璧なラストパスの見事だった事。
80年代に入り、日本からもそれなりに優秀な選手が出始めてはいた。しかし、決定的なスタア選手は中々登場しなかった。好技の右ウィングだった木村は得点能力も高く、正確なクロスも中々で、明治大学在学時代から代表のレギュラ選手だった。そして日産に加入して3期目の83年シーズン、当時の加茂監督がMFにコンバートする事で、一気にその才能が開花。木村和司の確立により、我々は「アジアで勝つ」と言う目標を現実的なものとする事ができたのだ(もっとも「安定して勝てる」ようになるまでには、まだまだ長い時間がかかったのだが)。
だからこそ、日本サッカー史においても、とてもとても重要な選手なのだ。
残念ながらJリーグ開幕時には少々お年を召していたので、派手な活躍はできなかった。それでも初年度に、木村がラモン・ディアスと共に見せてくれたあの美しいパス交換は、今なお忘れる事ができない名場面だ。
本当に監督に就任するのかどうかはさておき、あるいは就任したらどうなるとかの野暮もさておき、この人の名前を聞くだけで、私などはワクワクしてくる。スタアと言う存在は、その存在だけで人をときめかせてくれるものなのだ。
2009年11月05日
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まあ、エスパルスの長谷川監督も就任前は未知数な部分がありましたが(それでも浜松大で監督実績は積んでいましたが)、見事にチームを立て直しましたからね。
木村和司のあの感性を、どう選手たちに伝えて試合で表現できるのか、周りのスタッフもポイントになってくると思います。
それはさておき。
柱谷哲のようにならない事を願う。
彼の良さをもう一つ:強い精神力。。
マリノスなんてどうでもよいと思ってるから、こんな記事が書ける。
ベガルタの監督に和司がなったら反対するはずだ。
過去にも都並がベガルタで監督やってるし
未知数の不安はあっても
反対はしないでしょう