明日は中国戦。
中国戦と言えば、2年前の東アジア選手権の狼藉の限りを尽くされた試合を思い出す。今回は日本のホームであり、あのような滅茶苦茶な試合はしてこないだろうが。
それにしても不思議なのは、東アジア選手権で中国がシードされている事だ。中国は今回も前回もワールドカップ予選は最終予選に残れていない(一方、北朝鮮は2回とも残っており、今回はとうとう久々の出場を決めている)。アジアカップは前回ファイナルに残ったが(北朝鮮は残れなかった)、1次リーグで敗戦。アジア内では地位は決して高いものではない(もちろん、その前のアジアカップでは決勝に残った実績を言わないのはフェアではないな、もっとも決勝はまるで子ども扱いしてやったのだが)。それなのに、どうして毎回北朝鮮は予選から出場で、中国はシードなのだろうか。中国の無条件出場と言う矛盾はそれだけで、ただでさえ位置づけの曖昧なこの大会の権威を下げてしまっている。
もちろん、「なぜこのシーズン早々のこの時期に」と言う疑問も多いが、これも2年前に「仕方がないのだろうな」と諦めた文章を書いたな。そう、「何らかの事情でやらなければならない大会」なのだろうし、やるとしたら「この時期しかない」のだ。
と、愚痴を垂れても仕方がないので、明日の展望について講釈を垂れよう。受け入れざるを得ない大会ならば、受けれいて愉しむべきなのだろう。
年間を通しての選手の疲弊と言う重要な問題を除いては、この時期に格下の2チームと戦った上で、同格の韓国と試合をする事。さらにはその2週間後に、それらの修正を当方の手の内をよく知っているバーレーンとの試合で確認できる日程は悪くない。と思う事にしよう。
いかん、また愚痴に戻ってしまった。そうそう、中国戦だな。
先日のベネズエラ戦、「平山が入るまで日本の攻撃が空回りした」と言う論評が多いが、ちょっとこれは危険だと思っている。あの交代劇以降流れがよくなったのは確かだが、あれは「大久保が中盤に下がった事で攻撃が活性化した」と見るべきだろう。交代前、調整中の遠藤と憲剛、飛び出すタイプではない小笠原、飛び出すタイプではなくなった稲本の4人の中盤だけに、大久保が引いてボールを受けに行っても、追い越す選手がいないのが問題だった。攻撃は活性化したが、逆に平山が入った事で後方の選手が安易に長いボールを入れ始めたので単調にもなってしまった。さすがにベネズエラも終盤疲れて来て、プレスが緩くなったのが、そこで安易に平山に合わせずに、もっと丁寧につないでいれば状況は変わったはずだ。先日「もっと勝ちに行け」と言ったのは、そのあたりの我慢強さを要求しての事だ。
そう言う意味では、明日の試合は中盤後方で遠藤と今野を組ませて欲しいと思う。今野ならば、小笠原と憲剛を追い越して頻繁に前進してくれるだろうし、時にサイドバックをさらに外から追い越して、攻撃にダイナミズムを加えてくれると思うのだが。後半、駒野の外側に中澤が疾走してボールを受け場面があったが、あのような場面を多数作る必要があるのだ(体調が今一歩のためだろう、腰が回り切らずクロスがゴールラインを割ったのはご愛嬌だったが)。もちろん長谷部がいればそのような仕事を存分にしてくれる、さらに言えば今野と長谷部を併用しドイスボランチにするオプションもあり得ると思うのだが(そうなると「明神!」と言いたくなるのですが)。
もう1つ、上記の議論とは矛盾するようだがやはり平山だ。ただし、長いボールを受けるとか、高さを活かして変化をつけるとか、そう言う意味での平山ではない。これらの平山のプレイを否定はしない。けれども、それは「ここぞ」と言う時だけに取っておけばよい。本質的に、平山はシュートを打つべきなのだ。
ベネズエラ戦終了間際、平山はペナルティエリア線上で後方からのボールを受けて、スッとターンしようとして、ややファウルっぽいチェックを受けて転倒した(しかも、転んだ際にボールを手で扱いハンドを取られた)。あそこで転んではダメなのだ。あそこでターンしてそのままシュートを打つのだ。周囲も、もっと平山の「技巧」を活かすボールを出すべきだと思う。もちろん、タッチ際からクロスを上げる場面は、平山の高さを使うべき(おとりにして、岡崎が狙うのももちろんとして)。しかし、中盤から抜け出そうとしている時は、平山は岡崎同様変化ある動きで敵CBを引きずり出し、受けのタイミングのよさと、足技の冴えで前を向き、シュートを狙うべきなのだ。平山はそれができる人材だし、それを狙わなければ平山の魅力は半減する。
現実的に新しい選手を試せる時間は次第に少なくなっている。どのような組み合わせが試されるか、期待したい。
2010年02月05日
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日本が主導して、韓国、中国に働きかけて作ったんですよ(当時、北朝鮮がこれほど強くなるとは誰も予想していなかったし、また政治的問題で、東アジアサッカー連盟中核メンバーに北朝鮮が入るわけが無かったですし)。
それに東アジアクラブのA3杯は、ACL発展とともに意義は無くなったので、消滅したのはいいことですが、東アジア選手権は大事ですよ。すぐ近くのライバルを育てるわけですから。
短期的にはマイナスですが、長期的にはプラスになるはずです。
東アジアサッカー選手権は、東アジア全体の底上げと実力向上に伴うAFC内での発言力アップを目指す為の大会です。
東アジア選手権予選では、東アジアの弱小国に貴重な国際経験を与えています。
また、女子サッカー部門では中国と北朝鮮という世界の強豪国と対戦できる為、重要な大会となっています。
また、Aマッチデーではない日に開催されますので、貴重なAマッチデーを東アジアとの試合でつぶすこともありません。
Aマッチデーではないので、主力が出れないのだから、若手の日本代表を出せば言いだけの話です。
もし、またしても中国男子がラフプレーしようものなら、今度こそシード権剥奪してもいいとは思いますが。
こういったことを以前にも書いたのに、武藤さんは、まるっきり無視されてますよね。
読まないなら読まないで、批判したいなら自身で東アジアサッカー連盟設立時の話とか調べてから批判しましょうよ。
>だから、東アジアサッカー連盟も、その連盟が主催する大会も、全て日本が言いだしっぺなんですって。
ごめんなさい。なかなかこのことが載っているソースが見つからないのです。恐縮ですが、教えていただけないでしょうか?
>実力向上に伴うAFC内での発言力アップを目指す為の大会
これは私も存じ上げておりました。オイルマネーだけが原因ではないでしょうが、西アジアの方がアジアサッカーにおいて発言力があるようですし、その点においては近隣国とうまく共同体制をとりたいものですね。
岡田監督の代表は、就任直後と比べて
何が進歩して形になってるのでしょうか?
これも日程が悪い会長が悪いで済ます気ですか?
監督変えましょうよ、もう見えちゃってるし。
もう西野さんに代わってもらいましょう。
誰もがもっと攻撃的なサッカーを望んでいるはず。
選手たちは優秀なのだから、四ヶ月でも間に合うでしょう。
まだ4ヶ月もあるんだから英断してほしい
で、その特集の中で、今、韓国と中国のサッカー協会に話をしているところだとも。その特集ページははっきりと覚えています。
その時、何だかんだ言っても、川淵氏は日本サッカーのことを考えた素晴らしいリーダーだと感心したのですが(苦笑)。
東アジアサッカー連盟公式HPあたりでその辺の事情、当時の議事録等が読めたらいいんですけど、ないようです。ネット上でも、ある所を知りません。知っている人は教えて下さい。
後、東アジアサッカー連盟設立の目的は『東アジアサッカー全体の底上げを図り、AFC内での発言力向上を図る』とは当初から言われていることです。
本当に武藤さんが日本代表サポならこの程度のことは知っておられるはずですが?
http://www.eaff.com/j/eanews/release/2002_2005/020530.html
東アジアサッカー連盟設立に当たり、北朝鮮代表者にも出席を求めたけれど、欠席したようです。この辺からも北朝鮮がシードされない理由がわかるのではないでしょうか?
東アジアサッカー連盟発足岡野東アジアサッカー連盟初代会長挨拶
『この広いアジアを4つの地域(東・東南・南・西)に分けると、東以外3つの地域については既にその地域のサッカー連盟が発足、活動しているが、東アジアについては今までは連盟が存在していなかった。
最近では特に、日本・韓国・中国、そして香港と力をつけてきてはいるが、アジアの他地域の国々が力をつけ、この地域のレベルをあげるためにも組織を作る必要があるのではないかと、日本サッカー協会は痛感していた。
残念ながら北朝鮮の代表者出席はなかったものの、出席した各国協会が賛同してくれ、東アジアサッカー連盟の発足に結びついた。』