拙ブログをお読みの方ならご存じの通り、私は犬飼氏を過去厳しく批判してくきた。その批判要因の多くは、「実現不可能な年またぎ開催を深い考えなしに提案し、不可能な事を論理的に否定されても、意地をはって強弁する、しかし信念などかけらもなく、日本サッカー界に多大な迷惑をかけた」からである。したがって、氏が協会会長を継続しなかった事に大いに快哉を叫んだものである。
そのようなサッカー狂にとって、本インタビューは「ああ、やはりこの人が協会会長を辞めてよかった」と言う「何とも奇妙で情けない安堵感」を大いに味わえるものだった。本稿では、まず本インタビューそのものへの感想を述べた上で、上記の「奇妙で情けない安堵感」について講釈を垂れたい。
ミカミ氏は同誌47号で当時まだ会長職にあった犬飼氏のインタビューを掲載している(ちなみに、その内容は犬飼氏へ相当批判的なものだった)。そして、ミカミ氏の今号インタビューの問題意識は「当時、続投に意欲を燃やしていた犬飼氏が、なぜ自ら辞任したのか(辞任を余儀なくされたのか)」。その問題を解き明かすために、ミカミ氏は周到な準備(協会関係者のヒアリング)の下、本インタビューに臨み、犬飼氏より現協会幹部の強烈な批判を引き出している。詳細はお読み下さい(毎号、玉石混合の記事が愉しめる本誌だが、今回は「玉」が多いと思います)。
私は犬飼氏の退任を喜ぶものである。けれども、ミカミ氏は本インタビューで、(犬飼氏が協会を去る事になった)会長の選考がかなり不適切に行われたと問題提起している。たとえ結果がよくても、過程もまた重要な事は間違いない。特に不適切な過程による人事は、たとえ短期的な成功があっても、多くの場合中長期的なマイナスを生むものだし(もっとも、「犬飼氏が2年前に選考された過程そのものが不適切だった」と言う説が根強いのは、皆様ご存知の通りだが)。ミカミ氏は本問題を今後も掘り下げて行ってくれる模様。言うまでもなく、氏の仮想敵は犬飼氏のような小物ではない。氏の今後の作品を期待して待ちたい。
また、日本協会のありよう、あるいは日本サッカー界のトップ選考と言う問題は、我々にとって、一見遠そうで、決して遠くはない。本インタビューは、これらの問題を、我々サッカー人に改めて考える機会を提供している。これらの意味でも、本インタビューは非常に重要なものであり、作者のミカミ氏、掲載したサッカー批評編集部に大いに感謝したいと思う。
さて、ここから本題、冒頭に述べた「奇妙で情けない安堵感」について。本インタビューにより、改めてこの人がサッカー人でない事が再確認できた、しかしながらそのような人間に協会会長の要職を2年間にも渡り託していた事を思い起こすと、「奇妙で情けない安堵感」を抱くと言う次第だ。
本インタビューには、犬飼氏が複数回、過去の日本協会の育成への取り組みを批判している。抜粋しよう。
「たとえば「育成活動をやっていない」と言うと「ずっとやっています」と返ってきます。確かにそうなんだよね。だけど世界の育成の流れを勉強した上で自分たちがどうあるべきかっていうことはやっていない。」まだ本インタビューを未読の方はビックリされるのではないか。過去、色々と批判はなくはなかったが、日本協会は常に育成には相当な力を入れており、それが成功したが故に「今日の成功」がある事は、言わば定説と言ってよい評価だろう。それを前協会会長が全否定しているのだから。もっとも、冷静なミカミ氏は見事にこれらの全否定を切り捨てる。
「そこで引き下がるから二十何年も日本サッカー協会は育成に手をつけられなかったんですよ。」
「育成が大切だっていう考え方は世界のサッカー界では常識なんだけど、日本のサッカー界ではマイナーなんだよね。」
ーそれはU-12の8人制のことですかこの人にとって「育成問題」とは「少年サッカーを11人制から8人制に切り換える事」が全てだったのだ。「日程問題」とは「秋春制(正確には夏夏制だったが)に切り換える事」が全てだったのと同様に。
「そうです。とても大変だったんですよ」
「育成問題」も「日程問題」も、正解を探すのがとても難しい問題である。そして、現状に満足してはいけない問題でもある。それらについて、足りない知識、狭い視野、浅い検討で「一見大胆に見える改革」を唱え、トップの権限で強引に事を押し進める。そう言う人だったのだ。
ただ「育成問題」は「1つの挑戦」として、大胆な切り替えを試す価値はあろう(以前より述べているように、切り替えに伴う問題は山積しているが私は総論賛成、ただし切り替えに伴う問題点が大きい事も理解している)。ただし、その切り替えが全ての問題を解決する究極の方策でない事、失うものもあり得る事などを、この人は理解していない。一見耳障りのよい改革を大胆に行う己に酔っているだけなのだ。
さらに「日程問題」は、採り上げる事そのものの着眼点はよかったものの、「不可能な事を論理的に否定されても、意地をはって強弁する、しかし信念などかけらもない」犬飼氏によって、何ら進展はなく2年の月日をいたずらに消化した。さらに言えば、氏が協会会長になってから、J1クラブの天皇杯試合数が増えたために、事態はより悪化している。氏の存在そのものが、現在の日本サッカー界の最大の課題の1つである「日程問題」の改善あるいは改革を阻害したのは間違いない。
氏の退任により、「最悪」からの脱却は図られたのだ。「奇妙で情けない安堵感」を抱いた所以である。









・・・あれ、犬飼さんの事か。失礼。
別に今までの育成を全否定してるわけじゃないだろ。よく読め。
むしろ「全否定」しているのは武藤氏の方だ。それは犬飼に対してだが。
秋春制が気に入らないのも、性格や考え方に嫌悪感を持つのも理解できる。
だからといって犬飼の全てを否定してしまうのはおかしい。
実際に良いこともいろいろ言っている。
そこは評価するべきじゃないのか?
>この人にとって「育成問題」とは「少年サッカーを11人制から8人制に切り換える事」が全てだったのだ。
どこをどう読めばそうなるのか。
そもそも犬飼の著書や会長時代のコラム等を読んでいないのか?
武藤氏が読んでいないとは思えないので、理解力が足りないのだろうか。
そうではないだろう。
おそらく犬飼に対する強い偏見が、理解を妨げているのだろう。
感情的にならずに、もっと冷静になってほしいね。
まだ件の号を読んでないので、買って読みたいと思います。
さて、揚げ足取りでごめんなさい。でもせっかく足が揚がってるので。
> 一見耳障りのよい改革を
「耳障り」は、「耳に障る」=「耳に心地よくない、聞いて不愉快な」という意味ですね。「耳障りがよい」は矛盾です。
言うなら「聞えのよい」とか「口当りのよい」とかかと。
全面的に賛成します。
まったくすばらしいサッカーセンスと洞察力です。
>この人にとって「育成問題」とは「少年サッカーを11人制から8人制に切り換える事」が全てだったのだ。
おしゃるとおりです。
育成とは8人制のことに決まってます。
それ以外にはなく、それだけ、たったそれだけに決まっていますよね。確かにそうしか読めません。
例えそうは読めなくても、「誰が読んでもそんなことは書いても言ってもないだろう」という突っ込みが可能であっても、武藤さんの言うとおりです。
他人は徹底的に名指しで批判すべきです。
その一方で、ちょっとでも武藤さんを批判するやつらがいるなんて、けしからんです。
武藤さんが誰を徹底批判しようとも、
誰もそんなこと言ってもいないし、書いてもいないことを元にして批判を展開するなんて神業をしようとも、絶対にここでは武藤さんを批判してはいけませんよね。
例の元日本代表監督。そう、あの武藤さんが大好きで、決して批判してはいけない岡田大監督に対して、W杯前に最後まで監督を代えなかったサッカー協会の会長が誰であったのか!忘れたのかゴラァ!!!
なんて指摘してはいけません。絶対にだめです。
ほんと、武藤さんの言うとおりです。
私は断固武藤さんを支持します。
だから、自分は他人を「徹底批判」しておいて、
ちょっと自分が批判されたくらいで
弁護士に相談するぞゴラァ!とか、
ネットで実名さらすぞゴラァ!とか、
ウリには友達(コワヒ)がたくさんいるんだゴラァ!
なんて脅迫は、決して脅迫ではなく単なる指導、注意にすぎないのです。
私は断固武藤さんを支持します。
P.S.
柳田選手、獲得おめでとうございます。
ボールを預ける前に、事前に、よく彼の注意を喚起した上で、パスを通すようにチーム内で徹底されれば、必ずやすばらしい活躍をするでしょう。
あと、村でのビラ配りもやらせませう・・・。
日程問題の方は同意しますが育成問題の方は犬飼さんはそういう意識だったんですかね?
これが(自称50歳の)分別盛りの大人が、他人を名指しで批判する理由なんだそうです。
武藤さんご本人は、どうやら心からこれを信じているようですね。違いますか? 武藤さんは、これが正しい理解であると信じているのですよね。
誰が見ても非常識であるこの結論なるものが、あなたには真実だと思われるのですよね。
もしこれが武藤さんの本心ではないとすれば、故意に情報をゆがめて印象操作を図っているのでしょうか。
もしこれが武藤さんの本心であるとするならば、・・・。
いずれにせよ、いい大人が真面目な顔をして主張するようなレベルではありませんね。まさに、「批判のために目がくらんだ状態」と言われてもしかたのない、低レベルな話になってしまいました。
最近、奇行が目立つようになって残念です。
全部読んでしまった、糞!
『誰かに彼をなんとかしてほしい。さもなくば自分が動くしかない』
とJFAのHPを訪ねてはメールアドレスを探すような(メールが送れないのであれば手紙かFAXか?、電話にて苦情を訴える勇気情熱は自分にはないのか?な-んて思ってるうちに怒りは収まる笑)、そんな日々でした。
僕にとって犬飼氏はそういう存在でしかなかったのですがしかし、先日サッカーマガジン誌上にて、ポンテ選手が“犬飼社長”に感謝の言葉を述べてましたね。
あぁ、あの男にも “日本サッカー人として誇れる功績” がしっかりとあるのだなと、ポンテ選手の言葉から気付かされました。
浦和の件見てもわかるけど、自分の意見以外は認めない、反対する奴は守旧派で抵抗勢力に見えるんだろう
小野と布を重用してたみたいだけど、それじゃ牧内(小野の子飼い)・布のコンビが「リベンジ」の為に再任できたのも犬飼の後ろ盾だったんだなと合点がいきますな
もう離れられないサッカー狂いにとってはちょうど年末の酒の肴でも、いわゆるライト層と呼ばれる人たちにとっては互いに足を引っ張り合う醜態としか映らないだろうな、寂しい気持ちになる。
号外号外号外号外
☆◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ワールドカップ 南アフリカ大会で、
オーストラリア代表4人に裏金を渡した
フランスサッカー協会。
オーストラリア代表は、
ドイツに八百長の2点を献上した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
フランスサッカー協会は、
大会終了後、八百長暴露を
恐れ、ドイツサッカー協会の
複数にも、裏金を渡した。
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フランス、オーストラリア、ドイツ代表の
ブラジル大会予選出場権剥奪濃厚!
これこそ犬飼が描いていたビジョンそのものだ。
これを読んでもやはり「最悪からの脱却は図られた」と言うのか?
この育成ビジョンは最悪だと思うのか?
武藤氏は育成に関してどんなビジョンを持っているのか、お聞かせ願いたいね。