多くの方々から、様々なご意見をいただけて多謝。人それぞれ、色々な見方があるのが当然だが、フィンケ氏が多くのレッズサポータの方々から愛され期待されていたのがわかり、大変勉強になった。また、同様に多くのレッズサポータの方々が、現状のフロントに相当不満を抱いているのを知り、非常に複雑な気持ちになった。さらに、多くの方々が発展的な議論をして下さった事にも感謝。ありがとうございました。
氏が大変優秀な監督である事は間違いない。フライブルグでの格段な実績。昨年エルゴラッソで、友人の板垣晴朗氏が行ったドイツ代表の再生などを軸にしたインタビューには感銘を受けた。また、フィンケ氏が山田直輝の素質を開花させ、細貝萌を化けさせたのも、歴然たる事実だ。
別な「場」なり「時」に日本に登場していたら、全く異なる展開となった可能性はあったのかもしれない。
しかし、私はレッズにおけるフィンケ氏を評価する気にはなれない。確かにボールはよく回るサッカーを見せてくれたとは思う。けれども、残念ながら敵が組織的な守備を固めてくると、それを崩し切るサッカーを見せてくれた事はあまりなかった。その度に長口上で、「相手陣まで攻め込んでいたのだが」、「好機は作ったが決められなかった」と冷静に嘆くのを読むのは愉しかったのだが。
もちろん、チーム作りの過程でそのような停滞と言うのは付き物。たとえば、オシム爺さんのアジアカップのサウジ戦、韓国戦は、典型的なボール回しが目的化してしまった試合だった。しかし、その後に爺さんは、スイス戦やエジプト戦でアジアカップのボール保持を基盤により早くて速い攻撃を見せてくれた(だから、その直後に病魔に倒れた事を呪うのだが)。フィンケ氏は2年間で、そのような「発展」を見せてくれなかったのが不満なのだ。
たとえば、一昨シーズンの最終戦。レッズ対アントラーズ。アントラーズに負けたら、このライバルクラブにホームグラウンドで優勝を許す試合。この試合、堅実な守備、巧妙な逆襲速攻を武器にするアントラーズに対し、レッズはまともに攻めに出た。確かにボールは回っていた。しかし、最後の崩しには至らず。そして、後半半ば、プレッシャが弱くなった所で、内田と興梠の連携から崩され苦杯。オリヴェイラ氏の高笑いが聞こえてくるような試合。
たとえば、昨シーズン終盤のレッズ対モンテディオ。レッズは柏木と細貝を軸に猛攻を仕掛けた。しかし、小林伸二氏に鍛え抜かれたモンテディオ守備陣は執拗にエジミウソンを押さえ、後方から進出するレッズ選手を見事な受け渡しで押さえていた。レッズが得点を奪うためには「格段の変化」が必要に思えたが、フィンケ氏もレッズイレブンも、それを作り出す事ができなかった。そして、終盤モンテディオがセットプレイからワンチャンスで得点し、1−0で逃げ切った。絵に描いたような、我慢していたチームの勝利だった。正に小林伸二氏の台本通りに進んだ試合。
この2試合だけではない。多くの試合でレッズはよくボールを回すが崩し切れず、を繰り返していた。ボール保持は、質の高いサッカーのためには、非常に重要な手段だ。しかし、失礼な言い方かもしれないが、レッズにおけるフィンケ氏のサッカーはその手段が目的化しているように思えたのだ。あるいは、フィンケ氏には2年と言う期間は短か過ぎたのだろうか。
レッズがJで中位を基本として、数年に1度ACLを目指すようなクラブならば、フィンケ氏が見せてくれたサッカーは適切だったようにも思う。安定したボール保持は、堅実な成績を約束する可能性が高い。しかし、Jを制覇する、ACLを獲得する、と言う目標に対しては、安定したボール保持に加え、そこから守備を固めた敵を崩し切る「何か」が必要ではないのか。フィンケ氏の指向の延長に、再びアジアを制覇し、さらには拡大トヨタカップで欧州のクラブに一泡吹かせる事があったようには、私には思えなかった。
だから、私は出会いの齟齬を残念に思ったのだ。
2011年02月26日
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育成型の監督がいてもいいと思いますけどね。
アマル・オシムなんかも千葉サポからはあんまり評価されてませんが
試合を見てる分には攻撃的で面白かったし
大木さんとか松田さんとかが2部でやらなきゃいけないのは悲しい。
クラブに対して合ってるかどうかで監督の資質を評価するのは
あまり良いことじゃないと思いますけど。
選んだ方が悪いとしか。
今の浦和は東京Vとか磐田とかみたいに
黄金期が過ぎたあとの強化が失敗してるのに
サポが強豪気分で数年過ごしてる状態と同じに見えます。
いやいや、いまどきはどこのサポにだってそんなのは掃いて捨てるほどいますよ。きちんと言うなら、そういう事は「浦和サポ」だの「サッカーサポ」という括りじゃなく、「一般のブログに対しても敬意を持たず、2ちゃんねるのようなノリで書きこむ残念な人がいるという」のが一般的な現実であるという事です。
そうでなければ"炎上"なんてことはおきませんでしょう?
対話できない馬鹿はスルーすればいいんですよ。「まともな会話」ができない人に何かを言ってもまともな会話にはならないんですから。
私も前の記事で大きく2人の人にレスをしましたが、一人は会話ができると思ってレスしましたけども、もう一人は会話になるとは思ってませんでした。(後者については煽った面はありますけども)
実際返信されたレスを見ていただければ予想通りの結果です。彼も浦和サポの可能性が高いのだから「残念な人」の一人だと言われたらもう返す言葉はありませんけども…。
変に熱くなるのは、良くも悪くもレッズサポらしいなぁ、とは、一介の外野の感想でした。
↓を読めばわかるようにそこは全く否定して無いと思います。
「レッズがJで中位を基本として、数年に1度ACLを目指すようなクラブならば、フィンケ氏が見せてくれたサッカーは適切だったようにも思う。」
>クラブに対して合ってるかどうかで監督の資質を評価するのは
>あまり良いことじゃないと思いますけど。
中盤までのポゼッションや育成などの部分ではその資質を評価されてると思います。
ただ、「崩し切るサッカー」は最後まで見ることができなかった。それは事実。
強豪クラブなら守りを固める相手を崩すことが求められるわけだから
崩し切ることができないと厳しい。
勝てない監督を擁護する際に育成型だ、なんて擁護が良く聞かれますが、アマルオシムは誰一人育成できず父親の遺産を食い潰した感が否めないですし、結局育成と結果は対立する目標ではなく勝てる監督程選手も多く育ててる、そんな印象が。結局実力の社会なんだって事だと思います。
僕は浦和のフロントがバカなんじゃないの?
選手の質が強豪とは言えないんじゃいの?って言ってるんだけど。
アマルは故郷に帰ってそこそこ成功してるし
千葉のスカウトの失敗を監督に乗せるのはw
クラブとして駄目なんだってことを分かるべきだと思うけど。
もう見苦しいですよ・・・。
フロントや選手にももちろん応分の責任はあるだろうけど、
それと現場監督の責任の部分とを丹念に切り分けて評価を下されておるのです。
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けれども、では「氏が自在なチーム作りができなかった」とは、とても思えない。上記したが、闘莉王がクラブを去った事と、氏のやり方(あるいは氏がフロントとやろうとしていた「改革」)には、結構密接な関係があったはず、氏には結果的に闘莉王を追い出した責任の一端はあるはずだ(さらに言うと、昨年闘莉王はグランパスのリーグ制覇にも、代表チームの南アフリカでの激闘にも大いに貢献した)。昨期にしても、柏木に加え、フィンケ氏が望んだスピラノビッチやサヌが補強されている。要は自分の好みでない選手を放出し、好みの選手を獲得しているのだ。
http://hsyf610muto.seesaa.net/article/187303274.html
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お客がこういう人たちでは浦和のフロントも大変だね・・・。