明日は、長居にタジキスタンを迎えてのワールドカップ予選。同グループの中で最も戦闘能力が落ちると見られているチームとのホームゲーム、確実に勝ち点3を確保する必要のある試合だ。そして、我らが代表チームは、そのミッションを確実に達成してくれる事だろう。
相も変わらず、外野はうるさい。
曰く「本田圭佑の穴をどう埋めるのか」、「香川の不調は深刻」、「3−4−3が機能しない」、「ベトナム相手に攻めあぐみ」等々。この手の戯れ言を、一般のマスコミ、特にスポーツ新聞あたりが語るのは、ある意味当然の事だ。サッカーを知らない記者が、とにかくサッカー用に準備されたスペースを埋めなければならないのだから。そして、「勝ったら、日本は世界一を目指せる」、「負けたら、アジアの予選の突破すら難しい」と言う二元論しか、理解できない(と信じられている)読者層向けの媒体は、ベトナム相手に1点しか取れなければ、当然後者の論理を取らざるを得ない。もし、タジク戦で大量得点を取れば、論理は前者に転換されるのだろう。きっと、明後日のスポーツ新聞は、3年後のブラジルでの世界一が論じられている事だろう。
しかし、自称「サッカーライター」、「サッカージャーナリスト」と言う人々が、ベトナム戦を見て、同様の悲観論を述べるのは、どう言う事なのだろうか。この人達は、歴史と言う概念がないのだろう。
ちなみに、過去のワールドカップ3年前のチーム状態を振り返ってみようか。
トルシェ氏時代の1999年は、氏が五輪代表の強化ばかりに熱心で、A代表は悲惨な状況。コパアメリカ惨敗後、ホームでイランとどうしようもない試合をするなど、何も強化には手がついていなかった。
ジーコ時代の2003年は、キリンカップでアルゼンチンにチンチンにされ、ぶち切れたジーコが、守備ライン総とっかえ。灼熱のコンフェデでメンバ固定と言う恐ろしい試合を見せられた。さらにはJで充実しきっていた中澤と久保が「ジーコ序列方式」で、坪井や柳沢の控えに回ると言う意味不明状態。あの、どうしようもなかった埼玉オマーン戦は、年明けの2004年なのである。
そして、オシム爺さんの2007年。アジアカップを逃したものの、敵地でスイス、ホーム(おお、明日と同じ長居だ)でエジプトなどと、よい試合を演じ、大いに見通しが立ち始めていた。けれども、当時のチームでは、長谷部はほとんど起用されず、本田も岡崎も長友に至っては影も形もなかった。それどころか、岡崎や長友は、当時五輪代表でも全く地位を獲得していなかった。
ワールドカップ3年前と言うのは、そのような時期なのだ。
そう考えれば、現状のチームが、過去と比較しても「格段の成熟度と伸び代」を持っている事が理解できるだろう。そして同時に、多くの模索をして、チームの基本を構築すべき時期なのも理解できるだろう。まして、欧州で相当な実績を持ち、就任直後アルゼンチンに勝利し、アジアカップを堂々と獲得し、清武、原口ら若手抜擢も躊躇しないザッケローニ氏に、いったい何の不満があると言うのだろうか。「そのような監督が、3年後に向けて、自分好みのフォーメーションを試す事」に文句を言う事が、何かを生み出すのだろうか。
まあ、いいや。
本田、内田が離脱中。しかし、(北朝鮮戦と異なり)憲剛がいるし、駒野も万全。報道によれば、遠藤と岡崎は問題ないと言うから、メンバ的にベストから落ちる事はほとんどない。
もちろん、タジクは守備を固めてくるだろうし、ここまでの予選でも0−1の敗戦を2試合続けるなど堅実そうなチームだ。簡単な試合にはならないかもしれないが、日本らしい組織的でアイデアにあふれる攻撃を見せてくれる事だろう。
個人的に期待したいのは、やはり憲剛だ。だいたい、憲剛本人は、「本田のバックアップ」と言う位置づけだけでも、プライドが傷ついているに違いない。日本人選手で、憲剛と同等以上の長期的な活躍をしているのは、中澤、遠藤、闘莉王くらいなのだ。そのような名手が、久々の代表復帰で、張り切っていない訳がない。本人は「ブラジルまでには遠藤を抜く」と決心しているはずだ。久々の憲剛を軸にした攻撃から、岡崎や李やハーフナーが、次々とタジクのゴールネットを揺らすような試合を期待したい。
2011年10月10日
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と膝を叩いてしまいました。
それだけ注目されているということでもあるのでしょうけれど…。
同じく憲剛に期待します。
ハーフナーと相性良いと思うんですけど。
貝のように口を閉じて守るであろうタジキスタンのゴールをこじ開けて欲しいものです
個人的には香川の復活を見たい
2年目のジンクスに沈み込んでいるシンジに浪速のど根性を発揮してもらい独に戻って活躍して欲しい
ワクワクして仕事が手につきませんなあ(笑)
けんご→り→けんご→おかざき→かがわ!
今宵は缶ビール片手に至高の時間を過ごすとしましょう。
そうです。ケンゴは本田とは全くタイプが違うのです。
“バックアッパー”とか“穴を埋められるか”とかではないのです。
ケンゴならではのプレーで勝利に貢献できるかが大事なのです。
武藤さんに全く同感。自分はザックさんいわく「スーツの仕立ての具合」に注目してます。90分で極上のスーツが出来上がるとも思ってないので少しづつ完成に近づく「具合」を注目したいっすね。長い期間にわたってこんな高度な技術を楽しめる事ってそうないですよね。じっくり味わっていきます。
笑ってしまった(笑
今の日本代表の立ち位置と実力を一番正確に認識しているのは、皮肉にも敵将のラフィコフ監督かもしれませんね。