たまにはサッカーと関係ない話。
年末の恒例行事となると、言うまでも無く天皇杯の終盤戦なり、年賀状作成なりとなる訳だが、それ以外の2つの恒例行事?について。
1つは塩野七生先生の「ローマ人の物語」が毎年年末に発刊される事。今日、ようやく読了した。拙blogでも、たまに塩野先生は取り上げた事がある。古代ローマ帝国史も愉しいが、旧作のヴェネチアやフィレンツェ史を含め、先生が述べられるイタリア人のご先祖様たちの鮮やかなリアリズムを読むのは愉しい。そして、彼ら(少しく彼女ら)を愉しむ事は、カテナチオの陰々滅々さを愉しむのに通じるところがあると思っている。
「ローマ人」も全15巻構想との事だが、ついに13巻まで来た。今年のタイトルは「最後の努力」。栄華を誇ったローマ帝国の危機的状況を建て直そうとした2人の天才肌の皇帝が主人公。ローマ帝国の衰退については、最近の2巻で「盛者必衰論+優秀なTOPの不在」が淡々と述べられてきた。しかし、最新巻の2人の天才皇帝は紛れも無く優秀、現実を見据えながら帝国を生き長らえさせようとして、冷徹な施策を打つ。しかし、その施策が国から伝統的な「ローマ的な良さ」を奪う事になる矛盾。さらにこの2人の「よかれと思った行動」が、ローマ滅亡後の欧州の中世を暗黒時代にしてしまう発端となる。流れが悪いと、リーダが優秀であれば優秀であるほど、事態が悪くなると言う事か!
強引にサッカーにこじつけると、衰え行くチームを建て直すにはどうすべきかと言う課題へのヒントになるのかもしれない。と、言う事で(以下自粛)...
もう1つは、急に格調が下がりますがゴジラ映画。ここ数年、毎年年末にゴジラ映画が公開されるのが恒例となっており、坊主を連れて行く訳。昨日の国立観戦に続いて、今日は坊主とゴジラ観戦となった次第。
坊主とゴジラを観に行くのは結構感慨深いものがある。と言うのは、自分が小学生の時に何度か父に連れて行ってもらったのを思い出すから。特に今年の作品は「ゴジラ生誕50周年」だそうで、さらに「最終作品」とうたっているためか、過去の名怪獣?が多数登場。新しい怪獣が出てくる度に、坊主から「あれは何と言う怪獣だ」と、問いかけが来る。サッカー観戦とあまり変わらないな。
確かにこの手のシリーズ物(と言うのかね、まあ50年続いていると言うのは凄いな)を愉しんでいると、過去の名場面?との想いが錯綜するのは、サッカーも変わらないのかもしれない。今日観た作品で老科学者を演じていた佐原健二氏は、あの「ウルトラQ」の主人公ではないか。
と言う事で、私の坊主が自分の息子を国立競技場に連れて行く時代になれば、アルゼンチンやブラジルと互角に戦えるのではないかと、妄想を抱くのは愉しい。
2004年12月26日
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まだ子供のいない私には実感が沸きませんが、「子供の世代に夢を託す」というのは確かに愉しそうですね。<br />
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ま、贅沢を言えば、私たちの世代のうちにアルゼンチンやブラジルと互角に戦ってくれれば言うことなしです(笑)。
あれほど楽しいサッカー論にはなかなかお目にかかれませんから。<br />
Euro2000直後に書かれた塩野先生がNumberに寄せたあのエッセイはなかなか愉快です。<br />
あの号はいまだに捨てずに持っております。
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スペイン(ハンニバルの根拠地)vsイタリアみたいで