2005年05月28日

大丈夫か

 日本代表にしても、ベガルタにしても、私の愛するチームはどうしてたったの2日間で、ここまで悩ませてくれるのだろうか。だからサッカーと言う麻薬は堪えられない。 

 ベガルタについて書きたい事はいくらでもあるのだが、どうにも時間がなくて、思うに任せずにいた。書こうとすると、書きたい材料が多過ぎて短くまとまらないのだ。しかも、都並を攻めるのは精神的にはしんどいし(笑)。とは言え、前節のサガン戦、今日のアビスパ戦、2節続いた九州の難敵とのアウェイゲームでの2連敗の映像を見て、考えはほとんどブレなくなってきた。このままではダメだ。既にリーグが1/3近くを消化した段階で、この完成度の低さは酷すぎる。

 

 J2のレベルはここ数年着実に上がっている。いわゆる100年構想が各クラブ、各地域に定着し、多くのクラブが身の丈を考慮しながら上位進出を目指す体制が整ってきたのが主要因だろう。加えて、個別要因としても、日本サッカー界の選手層が着実に厚くなっている事、J1の経済的に恵まれたクラブが以前ほど優秀な選手を囲い込まなくなった事(各クラブの経営問題やレンタル制度の定着などがその要因だろう)、40代の若く優秀な指導者の増加(その世代の監督が指導者としての学習、経歴を積んだのはJリーグ開始以降だったのが大きかろう)などが挙げらる。したがって、一昨シーズンまで2シーズンJ1に所属していた事があったとは言え、ベガルタがJ2の中下位で苦闘する事自体は、僅かな歯車の狂いがあったとすれば、そう異様な事態とは言えないかもしれない。

 しかし、少なくとも他のJ2クラブと比較して、予算面でそこそこ優位にあるクラブであり、選手の顔ぶれ、厚みを見ても、現状の勝ち点は許容されるものではない。早急に歯車の狂いを修正すべきである。

 問題点の各論を指摘するのはキリがない。サイドバックとサイドMFの連携の拙さ、トップに単調に当て過ぎるためボールをすぐ失う、DFラインの前の守備の甘さ、多くの試合で前半敵に猛攻を許し劣勢となる。ただし、このような問題点は、敵との相対関係によるものもある。3−0で快勝したベルマーレ戦のように、これらがことごとく巧く行った試合もあったのだし。むしろ、本質的な問題点を考えるべきと見る。



 私が気にする本質的な問題点は以下の2点だ。

 1つ目。選手の気迫が前面に出てこない事。前節のサガン戦の苦杯で、勝ち点勘定からすれば、アビスパ戦は最悪でも勝ち点1が欲しい試合となっていた。ところが、(特に前半の)試合振りを観る限り、選手達の気迫が画面から伝わってこない。都並氏は現役時代「戦う姿勢」を前面に出す事を特長としていた選手だったにも関わらずだ。これは氏が、精神力の発揮は当然の事と認識し、技術面や戦術面での指導を強調し過ぎているためなのではないだろうか。試合後のインタビューでも、戦術的な面での反省があまりに前面に出過ぎているように思える。ここは開き直って、「活を入れる」タイプの指導で、チームを活性化するのも一手段だとは思うのだが。

 2つ目。これはチーム編成そのもの。アビスパ戦ではようやくバロンが復帰し、元々の構想のブラジル人2トップが実現した。しかしこの日は、2人共体調が優れなかったためか、あまり有効には機能しなかった。むしろ、交替出場の関口の方が格段に切れ味がよかった。トップにはこの他にも、若手ストライカの中原(負傷が多いのが悩みだが)、萬代、大久保がいるし(これらの選手を一本立ちさせる事はベガルタにとって本当に重要事項なのだし)、ブラジル人に押し出された形でMFに下がったベテランの財前と大柴もFWで起用できる。これらの選手を外して、外国人でFWを占有すべきなのか。むしろ、守備能力で他を圧する事のできる外国人DFを探すべきなのではなかろうか。次節、シルビーニョが復帰するとの情報があるが、その上でチーム編成を早急に見極め、何がしかの決断が必要だと思う。



 なお、監督人事についても、複数の選択肢があろうが、その際の考え方は以前述べた。当時から、何ら私の考えは違っていない。ベガルタフロントには、熟慮した責任ある行動を期待したい。
posted by 武藤文雄 at 23:20| Comment(9) | TrackBack(1) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
試合に負けても先に繋がる何かがあれば、まだ希望は持ちながら見る事はできるのですけども、サガン戦からアビスパ戦への試合内容の劣化の度合いが凄すぎる為に、仙台サポはほとんどが「このままだはダメだ」なんて思い始めているんじゃないかと思います。<br />
<br />
戦術的に雑でもそこの闘志を見る事ができれば、まだマシなんですが…それすらも感じれない…というか九州アウェになってから、一気におかしくなったのは何かの原因があるんじゃないか…なんて思う始末です。<br />
<br />
一番言われているのが「戦術面での意思統一の無さ」=「チーム内バラバラ」みたいな事ですけども、都並監督はその辺のケアが優れている人…だとは思ってはいるんですが…<br />
Posted by ゴールド・フラッグ at 2005年05月30日 13:31
あの戦術よりも優先される緑枠っちゅーのを何とかしてください
Posted by Unknown at 2005年05月30日 19:15
今はJは全然見ない蹴球好きなのですが、武藤さんのブログが大好きなので仙台の結果は注目しています。後出しジャンケンではないのですが、最初から都波監督じゃ絶対ダメだと思っていました。たしかテレ・サンターナだったと思いますが、「チームの力を一番引き出す監督は、選手としてではなく監督として乗り越えた修羅場が多い監督だ。」と言っていました。ジッコやオシムを見ているとまさに至言と思うのですが・・・。昇格を義務づけられたチームに、一年生監督は・・・都波氏が開花するのは、早くて10年後くらいではないでしょうか?
Posted by 永久追放 at 2005年05月31日 19:07
鳥栖サポーターの友人に聞いた話ですが、鳥栖は選手達が吐くほど練習しているそうです。<br />
もちろん、スタミナと暑さ対策も取り入れながらそのチームのレベルに合った理論的な練習を行っているそうです。<br />
昔、日本のクラブチームが盛んに行っていた1対1や2対1の対人練習というのも練習メニューに入っているそうです。<br />
温故知新ではありませんが、根性と理論的な練習の融合というのは、ある意味理想かもしれませんね。
Posted by ジャイッチが好きです at 2005年05月31日 21:39
 私も、一部マスコミで都並監督と選手の間に不協和音・・・とか書いてあるのをみましたが・・・。<br />
そういうマネージメント能力、というのでしょうか。その点では都並さんは一番優れている人だと思っているのですが・・・。私にとって都並さんは特別な選手だった人で、まさに4月7日の記事を読んで、共感しました。彼にはこれから先も、日本サッカー界でがんばってほしいので、これからを期待しています!
Posted by ako at 2005年05月31日 21:47
ゆったりとか気軽にとか相変わらず都並監督は言ってるようです。<br />
その戦術が機能してないから成績不振だと思うのだけどね。<br />
いい加減気付いてほしいと思うのは私だけなんだろうか?
Posted by ティー at 2005年06月03日 07:18
選手としての偉大さにこだわり過ぎるあまり<br />
監督としての駄目さ加減に対して盲目になってはいけません!<br />
武藤さん、勇気を出して断固たる批判を!
Posted by サカーウガジン at 2005年06月03日 13:36
札幌戦後の監督のコメントに「先週の不甲斐ない試合を受けて、選手達が自主的にいろんな意見をミーティング等で話し合ってくれて(略)」とありましたが、どうも監督が関わっていたとは思えない内容。<br />
<br />
選手任せ?<br />
監督の仕事は?<br />
<br />
疑問の残る発言でした。<br />
<br />
サポとしてはゆったり守るという守備、緑枠と思われる采配等、見ていられません。<br />
気持ちの勝利などという精神論も頂けない。<br />
良い選手≠良い監督ではありません。
Posted by Unknown at 2005年06月08日 04:11
≠→=<br />
でないと意味が違う・・・
Posted by Unknown at 2005年06月08日 04:13
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Weblog: 欧風
Tracked: 2005-01-01 00:00
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