ベガルタは7節を終えて、4勝3分けでJ2のトップを走っている。面白いのは4勝全てが敵地、3分け全てがユアスタと言うところだが、まあ長いシーズンこのような事もあると言う事だろう。気がついてみると、やはり上位には、コンサドーレ、ヴェルディ、サンガ、アビスパと、「ああ、なるほど」と言う面々が並んでいる。これらの上位を争うクラブの中では、べガルタは監督交代や外国人中心の攻撃に見直しなどはあったものの、昨シーズンからの継続によるチーム作りが行なわれている分、シーズンへの入りがよかった、と考え、勝負ところはまだ先になる長いシーズンを淡々と戦う事が大事だと思う。
さて日曜日に行なわれたコンサドーレ戦。柳下氏から三浦氏と言う方向性と言う意味では正反対とも思える監督交代を行なったコンサドーレ。いかにも三浦氏らしい後方の8人の稠密な位置取りに対し、ロペスと梁がその間隙を狙うと言う攻防が90分間継続した。ただし前半は、その8人の押し上げが速く、ボールを奪われるや否や(と言うか「引っ掛かるや否や」と言う方が正確な表現か)、速攻を仕掛けられるのが怖ろしい。この押し上げの速さには、柳下色を感じた。
コンサドーレは逆サイドへの速い展開。ベガルタはロペスのキープから外に人数をかける事。それぞれで、敵のプレスを外そうとする攻防は中々面白い。お互いこのサッカーの連携の質を上げていけば、相当なレベルのサッカーまで行けるのではないか。重苦しい中盤戦だが、
そうこうしている前半終了間際、CK崩れから揺さぶられて前線に残っていた曽田をフリーにしてしまい失点を食らってしまう。双方とも組織的な守備から攻撃を繰り出すスタイルのサッカーなだけに、いかに敵の隙を突くが勝負のところで、やや集中を欠いたところを見事に狙われた。それにしても、クロスを上げた藤田と言う若い選手は、速いしよい選手だな。
後半に入ると、コンサドーレが、リードした事とやや疲れたためか、8人の2ラインがやや後方に引いてくる。ベガルタは前半よりはボールを持てるようになるが、8人の引きが早いのでいよいよ攻めあぐむ。ベガルタも、慌てずによくつなぐのだが、どうしてもクサビが入らないのでよい形にならない。望月氏も後半も75分近くまで我慢した後、永井と関口を投入。ベテランの技巧と若手ウィングの突破力に期待したのだろう。
そして迎えた80分過ぎ。幾度かクサビをはね返されたのを執拗に拾い、永井が粘り強いドリブルでペナルティエリアに進出したところで、萬代に速いグラウンダのボール。永井が抜け出しかけたところで、マークしていた西澤?より一歩前に出た萬代は、ゴールを完全に背にした状態で右足でトラップしながら、上から見て時計回りに回転、約180度回ってゴールが見えたところで、西澤が寄せ切れないのを見た瞬間に、左足で丁寧に右足で強いボールを蹴る事ができる場所に持ち替える事に成功。振りの速いインステップキックでサイドネットに突き刺した。何と言う見事な技巧的得点だろうか。ボールのもらい方、受け手からの冷静さ、強いシュートが打てる場所へ置き換える技術の正確さ、そして強いシュート。ベガルタサポータが覚醒する事を待ち続けたこの逸材が、実に見事なシュートを決めてくれた。ちょっと釜本を思い出した。
明日は中2日でヴォルティスとのアウェイゲーム。ベガルタにとっては非常に苦しい試合となるが、これだけ見事な得点を決めた萬代が、このよいイメージを持ってすぐに次の試合が来るのは、むしろ幸いではなかろうか。明日は萬代の大爆発を期待したい。
萬代よ、目標はまず北京なのだから。
2007年04月10日
この記事へのコメント
この試合は、メインの南よりでみていました。前半、なんども田ノ上がサイドを抜かれていて、失点も田ノ上が相手のセンタリングを防げないからのでした。田ノ上の評価は高いようなのですが、武藤さんはどのように評価するのでしょうか?みていると、田上は最初からあがっていることが多く、攻撃面ではプラスのようですが、守備面で右サイドをつかれると危険なきがします。
Posted by ブランメル at 2007年04月11日 10:43
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