明日はホンジュラス戦。考えてみれば、アギーレ氏就任後これで5試合目、見事に中南米勢のみと戦っているのだなと考えると、面白い。あるいは、日本協会のマッチメークの苦労が偲ばれる。まあいいや。
さて、アギーレ氏の帰国問題も色々議論になっている。そりゃ、日本代表サポータとしてはおもしろくない。また、アジアカップに向けて「選考」される立場の選手達も、モヤモヤを感じるであろう。アジアカップメンバに選ばれるかどうかは、Jでプレイする選手達にとってはオフなり来シーズンに向けての準備を大きく左右するし、欧州でプレイする選手達にとっては自チームを長期離脱するかどうか非常に微妙。現実的に、J組ならば西川、森重、武藤、たぶん柴崎、塩谷あたり、欧州組ならば岡崎、内田、本田、まあ香川、細貝あたりは、当選確実だろうが、それ以外の選手は、落ち着かない気持ちのはず。そう言う折の合宿に、監督不在と言うのは、チーム作りと言う意味では、結構なマイナスだろう。
ただし、この手の離脱は契約条項で判断されるべきなので、どうこうは言いづらい。ただ、霜田強化担当技術委員長が、もっと明確に説明をしてくれればよかったとは思う。特に契約前からわかっていた了解済みでの事なのか、契約後のアギーレ氏の要望なのか、このあたりは、できるだけ正確な情報開示をする方がよいと思うのだが。代表チームにおいて「広報」の重要性は以前から主張している通り。霜田氏の地味な態度は、前任者とは対照的。まさか、前任者に遠慮しての事とは思わないけれど…
確かに、アジアカップ前に残り2試合と思うと、細貝不在でどうやって連係を確認するのかとか、乾を呼ぶなら前回シリーズだろうとか、細かな疑問はある。特に細貝不在は、中盤の要不在と言う印象を与えてしまう。まあ、「アギーレ氏の自信の顕れ」とポジティブに評価しておく事にしようか。
ともあれ、これまでのアギーレ氏の4試合を振り返ると、結構成果が上がっている事も確かなのだ。
ほとんど代表経験がなかった選手として、塩谷、太田、田口、柴崎、武藤の5人が戦力になり得る事に目途が立ちつつあるからだ(この5人がそれぞれ異なるポジションの選手なのがまた嬉しい)。小林悠の離脱は残念だが、代わりに呼び戻された森岡に再度チャンスが与えられた事になる。また、前回負傷で事態した昌子が機能したら、大変愉快な事になる。
遠藤、今野、トヨクバと言った呼び戻したベテランを含め、岡崎、内田ら既存のトップスタアが健在の状況で、上記の選手達が計算できるようになってきている。とすらば、ブラジル直前よりも分厚い選手層とも言えるではないか。
加えて、ライバルとなる豪州(これは来週の手合せが愉しみ)、韓国も、ブラジル大会の様子を見た限りでは、決して状況はよくなかろう。ウズベキスタン、イラン、イラクあたりが気になるが、圧倒的優位とは言わないが、決定的劣勢とも思えない。
しかも、岡崎がいるから、(多くの国が悩む)得点力も問題はない。
そうこう考えると、アジアカップもある程度楽観してよいのではないか、と思えてくるではありませんか。「だから、ちゃんと細貝を呼んで、この2連戦はキッチリと勝つ練習をすればよかったのに」と、思わないでもないですが。
こう言うと「武藤はもう22歳、若くはない」とか、「ベテラン呼び戻しは、若手育成の失敗」とか文句を言う人も多かろう。あるいは逆に「ロシアで好成績を収めればよいのだからベテランを呼び戻すな」とか、「ベテランを呼ぶと言う事は過去4試合の失敗だ」とか不満を述べる人もいるだろう。
正解はわからない(私は、アギーレ氏の意図をそれなりに理解できているとは思っているが、「それが正しい理解なのか」と言う事を含めて、わからない。
ただ何となくだが、アジアカップ本大会に入ってから、試行錯誤、紆余曲折しながら、相応に強力なチームが構成される事を期待できるとは、思っている。その最大の理由は、上記してきた人材発掘が、それなりにうまく進んでいるから。
まずはホンジュラス戦。ある程度は組織的も機能するよい試合を期待したい。
2014年11月14日
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……なによりも(もしこの試合を見ていたなら)ザッケローニ氏のコメントを聞きたい!
2000年の代表は史上に残る強チームだと思います。